2016年5月23日月曜日

3年の伊藤さん エベレスト登頂日本人最年少記録をついに更新

Source:http://mainichi.jp/univ/articles/20160520/org/00m/100/028000c
GOOGLEニュースより、2016年5月20日
昨年5月、ネパールから大学に戻り、大地震のために登頂を断念した思いを語る伊藤伴さん
2013年5月、ロブチェ・イーストに登頂した時の伊藤伴さん=伊藤さん提供
 日本人最年少でのエベレスト登頂を目指していた東京経済大学3年の伊藤伴さんが5月19日、20歳141日で登頂に成功し、記録更新を果たした。昨年4月、登山開始直前に現地でネパール大地震に見舞われ断念していただけに、挑戦を見守っていた同大関係者も喜んでいる。
     伊藤さんは小学生のころから登山に興味を持ち、富士山(標高3776メートル)、フランスとイタリアの国境にそびえるモンブラン(同4810メートル)、ネパールのロブチェ・イースト(同6119メートル)などを制覇してきた。「山登りを始めたときから常に意識してきた」というエベレストの日本最年少登山記録は20歳215日。その記録を塗り替えるべく昨年4月9日、ネパールへと向かった。
     ベースキャンプに着いてテントを張り、登山準備に取りかかった翌日、大地震が発生。激しい揺れと雪崩が伊藤さんを襲った。「正確には雪崩ではなく氷河の崩壊による爆風でした。何だか映画の中にいるような感じで、助からないかもしれないと思いながら、崖に向かって逃げました」と当時を振り返る。
     約20人の伊藤さんのチームは全員無事だったが、30メートル先にキャンプを構えていたチームは2人が犠牲となった。伊藤さんたちはその場で救援活動を行うとともに、ベースキャンプから下山後も1週間ほど、カトマンズ郊外の村でボランティア活動を行った。がれきの山の横でサッカーに興じる子どもたちの笑顔に、「もう1度、ここへ来たい」という思いが募ったという。
     今回はタレントのなすびさんらとともに、4月22日にベースキャンプに到着。現地時間19日午前11時50分、登頂に成功した。【上杉恵子】

    エベレスト登頂のオーストラリア人とオランダ人、高山病で死亡

    Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160522-00000022-jij_afp-int

    AFP=時事 5月22日(日)、ヤフーニュースより
    【AFP=時事】世界最高峰エベレスト(Mount Everest)登頂に成功したオーストラリア人とオランダ人の2人が、高山病のため20日から21日にかけて相次いで死亡した。登山ガイド会社セブンサミット・トレックス(Seven Summit Treks)の経営幹部が21日、AFPに語った。

    【写真特集】大地震で雪崩、エベレストのベースキャンプ

     死亡したオーストラリア人は、第4キャンプから第3キャンプに下る途中で体調を崩し、21日午後に死亡した。前日の登頂後、身体に力が入らないと訴え、高山病の兆候を示していた。

     このオーストラリア人の身元は、メルボルン(Melbourne)のモナシュ大学(Monash University)の広報担当者によって、同大の教員マリア・ストライダム(Maria Strydom)さんと確認された。セブンサミットの関係者は、ストライダムさんの年齢について30代半ばだとしている。

     一方、オランダ人の登山家エリック・アーノルド(Eric Arnold)さん(35)は20日遅く、下山途中の第4キャンプで高山病のため死去した。この日アーノルドさんはツイッター(Twitter)に画像を投稿し、5度目の挑戦でエベレスト登頂に成功したことを明らかにしていた。

     アーノルドさんは、昨年春にネパールで大地震が起きた際にベースキャンプを襲った雪崩の生存者の一人だった。【翻訳編集】 AFPBB News

    ネパール人女性登山家、7度目のエベレスト登頂成功 自身の世界記録更新

    Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160521-00000023-jij_afp-int

    AFP=時事 5月21日(土)、ヤフーニュースより
    【AFP=時事】ネパール人の女性登山家が20日、7度目の世界最高峰エベレスト(Mount Everest)登頂に成功し、自身が持つ女性によるエベレスト登頂回数の世界記録を塗り替えた。同行した登山隊が明らかにした。

     ラクパ・シェルパ(Lhakpa Sherpa)さん(43)はヤク飼いの娘として生まれ、登山隊のためのポーターや料理人として働いた後、登山家となった。

     3人の子どもの母でもあるシェルパさんは、2000年にエベレスト登頂に初成功し、06年に6度目の登頂に成功した後、一度引退したが、その後、復帰を決断した。

    「ラクパは(現地時間)午前5時にエベレスト登頂に成功した」とシェルパさんの今回の登山を計画した「7 Summits Adventure」のスベトラナ・ヌジュム(Svetlana Nujoom)さんは話した。

     シェルパさんはAFPが3月に行ったインタビューの中で、今シーズン中に2度のエレベスト登頂を目指していると語っていた。しかしヌジャムさんによると、天候が悪化する今月末までに2度目の挑戦をする意思がまだ彼女にあるかどうかは確認できていないという。【翻訳編集】 AFPBB News

    エベレスト頂上きょうアタック 綾の登山家・立花さん

    Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00007552-miyazaki-l45

    宮崎日日新聞 5月20日(金)、ヤフーニュースより
     世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂を目指す綾町の登山家・立花佳之さん(54)は20日、頂上へアタックする。立花さんは同日午前0時(ネパール現地時間19日午後9時)ごろに標高約8300メートルにある最終のキャンプ5(C5)をたち、同日午前9時~正午(同20日午前6~9時)ごろ、頂上へ到達する見込み。成功すれば、宮崎県民初の快挙となる。

    2016年5月20日金曜日

    タレント・なすびさん「エベレスト」登頂成功 4度目挑戦で偉業

    Source:http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160520-077391.php

    GOOGLEニュースより
     福島市出身のタレントなすびさん(40)は19日、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した。なすびさんは東日本大震災からの本県復興を訴え過去3度、エベレストに挑んだが、天候悪化やネパール大地震の発生で断念、4度目で偉業を成し遂げた。
     関係者に入った連絡によると、同日午前11時50分(日本時間午後3時5分)、なすびさんを含む5人が登頂した。県山岳連盟によると、本県在住・出身者がエベレスト登頂に成功したのは、なすびさんで4人目。
     なすびさんは本県に良いニュースを届けたいとの思いから2013(平成25)年に初挑戦したが、天候悪化のため撤退。14年は雪崩事故、昨年はネパール大地震が発生し、外国人の登山が中止された。
     被災地勇気づける偉業
     「復興を目指す県民を勇気づける偉業」。本県の現状を世界に発信しようと挑戦を続け、4度目でエベレスト登頂を成し遂げた福島市出身のタレントなすびさん(40)に、家族や関係者から喜びの声が寄せられた。
     「無事に登頂し、ほっとした。お疲れさまと言いたい」。福島市に住む、なすびさんの母浜津カズ子さん(68)は安堵(あんど)しながらも「(チャレンジのたび)いつも心配で、気持ちよく『いってらっしゃい』と言ってやれなかった」と複雑な心境を吐露した。姉郁代さん(43)は「『頑張ったね』と言ってやりたい」と話した。
     4月に本県から現地に向け出発した際、成田空港まで同行して見送った狩野安則JR福島駅長(60)は「福島を思う気持ちが彼を動かした。見事達成できたことがうれしい」と語り、「私たちももっと頑張らないといけないと感じますね」と付け加えた。
     なすびさんの母校、福島東高の吉田豊彦校長(58)は「学生時代は成績が優秀だったと聞いている。まさに文武両道。後輩たちの励みになる」、同校の同級生で南相馬市職員の寺田亮さん(40)は「これまで3度挑戦し断念していただけに、成功して良かった」と喜んだ。
     「被災地にもたらされた明るいニュース。あとは無事、山を降りてきてほしい」と話すのは県山岳連盟の三森一男会長(66)。三森会長によると、本県在住・出身者でこれまでエベレスト登頂に成功したのは登山家田部井淳子さん(三春町出身)、日本山岳協会の尾形好雄副会長(二本松市)、県山岳連盟の保坂昭憲副会長(郡山市)の3人だった。

    なすび 4度目挑戦でエベレスト登頂成功「山頂です!青空!」

    Source:http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/19/kiji/K20160519012616970.html

    GOOGLEニュースより、 2016年5月19日
    4度目の挑戦でエベレスト登頂に成功したなすび
    4度目の挑戦でエベレスト登頂に成功したなすび
    Photo By スポニチ
     東日本大震災の被災地支援の一環として、4度目のエベレスト登山に挑戦していた福島県出身のタレント・なすび(40)が19日、登頂に成功した。

     この日山頂アタックを開始したなすびは日本時間15時40分に山頂に到達、ツイッターで「エベレスト8848mの山頂です!青空!」と報告した。

     留守番部隊のブログでは、山頂は青空で風が強く、電話の声が聞き取りにくかったという。

     なすびはこれまで3度登頂に挑戦、2013年は天候悪化などのため、残り標高100メートル地点で断念。14年は氷河崩落事故による影響のため、登山中止。15年は4月25日のネパール大地震のため、登頂を断念していた。今回は4月にネパールに向かい、高度順化しこの日のアタックで成功した。

     登頂直後にはツイッターに「おめでとうございます。無事下山を」「ついにやりました」「悲願達成」などの祝福コメントが寄せられた。

    千葉日建工科専門学校、建設業界向け外国人育成を

    Source:http://www.reform-online.jp/news/reform-shop/8890.php

     建築・建設分野の専門学校である千葉日建工科専門学校では、4年前から外国人留学生への門戸を開き、今では生徒の9割以上が外国人となった。卒業した生徒たちは、日本で内装工事や鉄筋、水道工事会社などさまざまな分野に就職。徐々に活躍の場を広げている。外国人への教育を行う現場に潜入した。
    千葉日建工科専門学校 留学生卒業生は累計300人超留学生卒業生は累計300人超

    就労ビザで長期雇用も可能

     同学校ではグローバル化を視野に2012年から留学生の受け入れを開始した。それから4年。2年制の学科、建築CAD技術科には定員80人の枠に240人以上の願書が殺到する。1年制の学科である建築設計研究科、建築デザイン研究科もほとんどの生徒が外国人となっている。累計の留学生卒業生は「300人を超える」と酒瀬川博之副学校長は話す。
     留学生の国籍はベトナムやネパール、中国などアジア系が多い。彼らは日本語学校で勉強後に入学。授業はすべて日本語で受ける。卒業時には読み書きがビジネスレベルで行える生徒も多く、今年は他校への進学者などを除き24人が無事就職した。「皆、日本で就職したいと考えています」と坂井久光学校長。
     よく、滞在期間が3年に限定される外国人技能実習生と間違われるが、留学生の場合、就労ビザを取り続けられれば、期間の制限はない。10年以上の滞在で、永住権が下りるケースも多い。つまり、留学生たちは、日本で長期間働く考えで、日本にやって来ている点で外国人技能実習生と性質が大きく異なる。
     リフォーム事業者団体の日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)では今年4月、授業の様子を見学するツアーを実施。千葉のライズホームの森山秀夫社長、東神ホームサービスの中野伯彦社長は「採用を検討したい」と生徒のレベルの高さに驚いていた。
     実際の授業では、建築法規から建築史、建築計画といった座学から、CAD、製図といった実務を月曜日から金曜日までみっちり学ぶ。ただ、アルバイトをする生徒を考慮し、月曜日以外はほぼ午前中で授業が終わる時間割だ。卒業後は2級建築士を受講できる資格を得られるので、試験を受け、資格を持つ留学生も一定数存在する。
     「インターンシップも行っています」と酒瀬川副学校長。文化が異なる外国人をそのまま採用することにちゅうちょする企業は、インターンシップを利用し生徒の人となりを見る機会も設けられる。
     6月14日にはJERCOが企画し、再び学校見学ツアーが午前10時から行われる(問い合わせは同協会の米光氏)。
     業界での外国人活躍の一歩目が進みつつある。

    ポカラの子につるし飾り 駒ケ根の「飾り隊」

    Source: http://www.nagano-np.co.jp/articles/3675

    2016年5月18日 6時00分、GOOGLEニュースより



    飾り隊は、膨大な数のつるし飾りで街を彩ろうと2010年に活動を開始。月1回開く教室には毎回、市内を中心に主婦約20人が参加する。ネパールへ贈るつるし飾りは花をかたどった作品で、現地の人が好むという色鮮やかな飾り物に仕上げた。加治木今隊長は「駒ケ根の女性たちが応援していることを現地の人に伝えることができれば」と期待した。
    駒ケ根市の市民団体あつい!こまがねの「吊(つ)るし飾り隊」が、同市の「ネパール交流市民の会」が支援するポカラ市の病院で生まれる子どもにつるし飾りを贈る。今年は両市の国際協力友好都市協定締結15周年にあたり、市民同士の顔が見える交流を促進したいと考える市民の会の要望に、飾り隊が応えた。17日に同市の駅前ビル・アルパで開いた贈呈式で、現地で活躍する市民の会の関係者に手渡した。
    市民の会では、JICAの草の根技術協力事業の一環で、現地で妊産婦・乳幼児の死亡率引き下げに向けた母子保健プロジェクトに取り組んでいる。市民同士の交流も促して友好関係を深めたいとも考えており、現地のポカラ駒ケ根母子友好病院で生まれた子どたちにつるし飾りを届ける。
    つるし飾りには、ネパール語で「大きく育つように祈って作りました」とのメッセージや飾り隊の顔写真も添えられている。託された市民の会関係者の北原照美さんと看護師の竹原泰世さんは「駒ケ根の人が作ったことを伝えたい。市民の人が直接触れ合うこうした取り組みが国際交流には大切」と話していた。

    幼い少女たちが神様と「結婚」する伝統行事、ネパール

    Source: http://www.afpbb.com/articles/-/3087224
    2016年05月16日、GOOGLEニュースより

    幼い少女たちが神様と「結婚」する伝統行事、ネパール
    ×ネパールの首都カトマンズで行われた婚姻儀礼「ベル・ビバハ」に参加したネワール族の少女たち(2016年3月4日撮影)。(c)AFP/PRAKASH MATHEMA

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     この儀式は、少女たちがヒンズー教の神「ビシュヌ(Vishnu)」と「結婚」するというもの。将来、夫に先立たれても、「最初の夫」であるビシュヌが(死んだ夫より)長生きして守ってくれるため、独り身になることがないのだという。
     儀式は2日間続き、年に数回行われる。(c)AFP

    2016年5月13日金曜日

    ネパール大地震後初めてエベレスト登頂

    Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000079-san-asia

    産経新聞 5月12日(木)、ヤフーニュースより
     ヒマラヤ山脈の世界最高峰、エベレストで11日、登山者を助けるネパール人シェルパ族のガイド9人が頂上に到達した。登頂は、昨年4月25日のネパール大地震後初めて。ネパール山岳協会のアン・ツェリン・シェルパ会長が産経新聞に明らかにした。昨年の大地震では雪崩が発生し、日本人1人を含む18人が死亡するエベレスト史上最悪の惨事となった。大地震後、登頂ルートなどの修復が進められ、今年は現在、外国人ら280人余りが登頂を目指している。(ニューデリー 岩田智雄)

    エベレスト登山の価格破壊、より安く より危険に?


    Source: http://news.livedoor.com/article/detail/11514153/
     
    ネパールの首都カトマンズのホテルのロビーで、山に向かう準備をする登山客ら(2016年4月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News 
    【AFP=時事】世界の屋根を目指す登山者たちを17年間手伝ってきたアルゼンチン人の登山ガイド、ダミアン・ベネガス(Damian Benegas)さんは、今年はエベレスト(Everest)に戻らないという。安価だが危険ともいわれる地元のツアー会社に締め出されたからだ。

    「2万8000ドル(約300万円)以下でサービスを提供している人たちがいるところで、6万5000ドル(約700万円)払ってくださいと顧客を説得するのは無理ですよ」とベネガスさんは米カリフォルニア(California)州からAFPに語った。

     エベレストが春の登山シーズンを迎えた中、ネパールのシェルパたちの仕事は繁盛する一方、登山隊をガイドする欧米のツアー会社は減りそうだ。通常5月末まで続く春の登山シーズンのため、欧米の主なツアー会社が今年確保した登山許可証はわずか119。発行数全体の半数にも満たない。

     欧米のベテランガイドたちは、ネパールの新しい会社の中には訓練を受けていないシェルパを使ったり登山経験の浅い客を受け入れたりして、人命を危険にさらしている会社もあると非難する。

    「彼らは山に一度も登ったことがない若者たちを雇って、いきなり(標高約7900メートルの)サウス・コルまで荷物を運ばせている」と、登山ツアー会社ヒマラヤン・エクスペリエンス(Himex)のオーナー、ラッセル・ブライス(Russell Brice)氏は警告する。

     2014年にエベレストで起きた雪崩で16人のネパール人が死亡した。クライアントのためにテントや食料を背負って凍った山道を登るシェルパという仕事の危険性を改めて示した悲劇だった。

     1953年にエドモンド・ヒラリー(Edmund Hillary)卿とシェルパのテンジン・ノルゲイ(Tenzing Norgay)氏が初登頂を果たして以来、エベレスト登山を支配してきたのは欧米のツアー会社だった。

     欧米のツアー会社は、エベレスト登頂という主に外国人登山家たちの夢をかなえる手伝いをして4万5000~7万9000ドル(約490万~約860万円)の報酬を手にしてきた。

     業界が成長するにつれて、登山技術に優れたチベット系民族のシェルパが、ガイドやポーター(荷物運び)として不可欠な存在になった。

    ■安価なツアーで市場に混乱

     しかし5年ほど前から、主に元ガイドやポーターが経営する地元の会社が安価なツアーを提供し、市場に混乱を招いている。

     安い理由は、クライアントのスマートフォンやパソコンのための無線接続やバッテリーといった必要不可欠ではないぜいたくなサービスを割愛しているためだが、安い労働力を使っているからだとの指摘もある。シェルパの職を得て貧困から抜け出そうとしている若者たちを利用しているのだ。

     ネパール観光局のスダルシャン・プラサド・ダカール(Sudarshan Prasad Dhakal)局長は政府にはそんな懸念の声は聞こえてこないと語る。地元にはむしろ、これまで市場を支配してきた欧米企業の負け惜しみだと指摘する声もある。

     地元のツアー企業セブンサミット・トレックス(Seven Summit Treks)を経営するミングマ・シェルパ(Mingma Sherpa)氏は経験の少ない人材を雇っているガイドの一人だ。毎シーズン、最大25人の新人をエベレストに送っている。同氏は、新人は研修ではなく現場で仲間から学んで技術を身につけると述べ、安全性に問題があるとの指摘を一蹴した。

     一方、別の地元企業でヒマラヤで活動する最も古いツアー会社の一つ、アジアン・トレッキング(Asian Trekking)のダワ・スティーブン・シェルパ(Dawa Steven Sherpa)社長は懸念を強めていると言う。「訓練を受けていないシェルパと経験のない登山家は最悪の組み合わせだ。だが幸いにも、事故が起きたときに駆け付けてくれる装備の整ったツアー会社が近くにあるが」

     これまでエベレストで何度も救済活動に当たってきたアルゼンチン人の登山ガイドのベネガスさんはかなり厳しい状況だと考えている。「彼らの国であり、彼らの山だ。彼らにはやりたいことをする権利がある。でもコストについては正直でないといけない」

    【翻訳編集】AFPBB News

    エベレスト シェルパ9人 ネパール地震後、初の登頂

    Source: http://mainichi.jp/articles/20160512/k00/00e/030/182000c

    2016年5月12日、GOOGLEニュースより、
     【ニューデリー金子淳】昨年4月のネパール大地震で発生した雪崩で登山ルートなどが被害を受けた世界最高峰エベレスト(8848メートル)に11日、ネパール人のシェルパ(山岳ガイド)9人が登頂した。AP通信などが伝えた。エベレスト登頂は大地震後初めて。登山観光はネパールの主要な外貨獲得源でもあり、山岳関係者からは「観光業の活性化につながる」との声が上がっている。
       報道によると、登頂に成功したのは登山ルートにロープを張るため外国の登山隊に雇われるネパール人のシェルパたち。ネパール山岳協会のガネーシュ・グルン顧問は電話取材に「大地震と政治の混乱で沈んでいたネパール人を勇気づけてくれるニュースだ。観光産業にもいい影響が出るだろう」と話した。
       昨年4月の大地震に伴う雪崩でエベレストのベースキャンプでは日本人1人を含む19人が死亡した。昨年は登山家の栗城史多(くりきのぶかず)さん(33)が登頂に挑んだが断念し、登頂者数は41年ぶりにゼロとなった。

      ネパール進出、留学生を社員に もぐさ製造、長浜「山正」

      Source: http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20160512/CK2016051202000016.html

      2016年5月12日、GOOGLEニュースより
      「日本企業がネパールに進出するきっかけをつくりたい」と意気込むルペスさん=長浜市内保町で
      写真
       おきゅうに使うもぐさを製造する長浜市内保町の「山正(やましょう)」が、長浜バイオ大(長浜市田村町)を今春卒業したネパール人留学生を社員に採用した。ネパール工場の年内稼働に向けて準備を進める同社。新たな海外戦略の即戦力として期待している。
       「工場を成功させるために自分がいる。コミュニケーション力には自信がある」。首都カトマンズ近郊で生まれたサイズ・ルペスさん(25)=同市三田町=は、流ちょうな日本語で意気込む。
       同社がネパールに進出したのは、もぐさの原料となるヨモギの確保が目的だ。主力の中国産は、現地の人件費高騰が課題となっており、寒暖差の激しいヒマラヤ山脈に自生するヨモギの品質の高さに着目。昨年三月にカトマンズに工場を建設し、操業準備を進める。
       ルペスさんは二〇一〇年、日本に留学していた姉に触発され、十九歳で来日した。日本語を習得するため二年間、大阪府の語学学校に通った後、長浜バイオ大に入学した。「ネパールの大自然を生かして国を発展させたい」と考えていたルペスさんにとって、生物の応用技術を研究するバイオ大は格好の勉学の場だった。
       同社との接点は三年生の時にさかのぼる。長浜北ロータリークラブの奨学生となったのを機に、会員だった山正の押谷小助社長と出会った。ネパール進出計画を聞かされ、翻訳の学生アルバイトなどを経験し、卒業と同時に入社した。
       同社がルペスさんに期待するのは、現地の事情に精通していることや語学力だけでなく、遺伝学を学んだ専門性とバイオ大での人脈もある。
       山正は四月、バイオ関連の事業化を支援する「長浜バイオインキュベーションセンター」(同市田村町)に入居した。もぐさはヨモギの葉の裏の綿毛を精製してつくるが、それ以外の大部分は産業廃棄物として捨てており、有効活用に取り組むためだ。
       センターの研究には長浜バイオ大も関わっており、同社企画課の押谷優助さんは「商品開発に向け、さまざまな専門家とつなげてほしい」と期待する。
       ルペスさんは「山正を大きくして、他の日本企業もネパールに進出するきっかけをつくりたい」と希望に胸を膨らませている。
       (渡辺大地)

      日本に来る留学生が初の20万人超え。311以降に起きたある逆転現象とは?

      Source: http://www.mag2.com/p/news/189166
      2016年5月11日、GOOGLEニュースより
      2011年に発生した東日本大震災の影響で、日本に来る留学生の数が著しく減少した日本ですが、2015年には海外から日本に来た留学生の数が初めて20万人を越えたと、The PIE Newsが報じています。日本語や日本の文化、技術を学びたいという留学生にとって、そして日本の教育業界のマーケットにとっても大きな回復の兆しとなりそうです。

      昨年と比較して13.3%の増加 日本語習得の目的が最多

      日本へ留学するため滞在した留学生の数は、昨年比13.3%増加したことによって、20万8379人という初の20万人越え快挙を成し遂げました
      語学関連の業界においても、日本語を学ぶ留学生の数は25.2%も増加し56,317人という数にのぼったことは大きな変化です。
      高等教育を受ける留学生の数が統計のほとんどの割合を占め、昨年度の統計と比較して9.3%も増加しました。
      中でも、専門的な職業に関連した教科を習得できる高等教育の留学生が38,654人に増えました。
      やはり、日本でプロフェッショナルな仕事の技術を手に入れたいと思う若者が増えたからでしょうか。
      大学に関しては3年目の学期に日本へ来る留学生の数がもっとも多く67,472人でした。
      また、2014年には減少していたものの、大学院生の数は4万1,398人。
      大学へ入るためのコースを受けた留学生はたったの2,607名でしたが、18.7%というかなりの増加率です。
      このうち、中国人留学生の占める割合が最も多いのですが、数は伸び悩み2015年には0.3%減少して94,111人とのこと。
      減少したとはいえ、やはり中国人留学生の数は相変わらず多いようですね。

      トップ3ヶ国は、韓国を差し置いて、中国、ネパール、ベトナムという意外な結果

      一方で、ベトナムからの留学生はなんと47.1%という著しい増加を遂げ12,443名に。
      ネパールに関しては55.5%アップの16,250名で、中国に続きこれらの国が留学生市場を占めるトップ3ヶ国となります。
      また、初めて韓国人留学生(今回3.2%減少)を上回ったことも、2015年の大きな特徴といえるでしょう。
      大学別に見ると、最も多いのは早稲田大学で、受け入れ留学生は4,603名、続いて東京大学は2,990名、そして日本経済大学は2,835名とのことです。

      留学生30万人計画まであと一歩 今後の政府の対応策にも期待

      留学生数を増やすことに成功した戦略的な一因としては、7.7億円という政府からの投資があったことが大きかったようです。
      早稲田では、外国語で授業を受けることができるようにするなどして、8%から19%という倍以上の留学生増加に成功しました。
      このように、2020年までに30万人の留学生を獲得すると安倍首相が提言した通り、「留学生30万人計画」の実現化に近づきつつあるのではないでしょうか。
      日本経済の低迷が囁かれる中、シンガポールやタイなどの東南アジアの国々のパワーに押され気味の日本ですが、そうはいってもまだまだ経済大国。
      日本独自の文化や言語に魅力を感じた、もしくは本格的に職を手に入れたいと思ったことで技術を学びに来る留学生が増えているのもうなずけます
      観光やバケーションだけでは得られない日本での体験を、各国の若者達にもっともっと体験してもらいたいと思いますが、そこには政府の支援が不可欠といえるでしょう。
      image by: Shutterstock
      文/臼井史佳

      中国、ネパール西部で石油・天然ガスの埋蔵量探査=技術、資金をネパールに提供―インドメディア

      Source:http://www.recordchina.co.jp/a137989.html
      2016年5月11日(水)、GOOGLEニュースより

      画像ID  508836
      9日、ネパール政府はこのほど、中国の専門家チームが同国西部で石油、天然ガス、鉱石などの埋蔵量探査に着手したと発表した。資料写真。


      2016年5月9日、環球時報によると、ネパール政府はこのほど、中国の専門家チームが同国西部で石油、天然ガス、鉱石などの埋蔵量探査に着手したと発表した。 

      インドのニューデリー・テレビによると、ネパール政府関係者は同地域周辺は石油や天然ガスの埋蔵量が豊富だと話している。今回の研究には研究者6人が参加。中国は3カ所に石油、天然ガスの埋蔵量を探査。今後の技術、資金提供の道も探っている。 

      研究場所は東から西まで10カ所を研究拠点にし、約1カ月かけて調査する。(翻訳・編集/大宮)

      増える外国人留学生、その実態は?

      Source: http://www.sankei.com/life/news/160509/lif1605090022-n1.html
      2016.5.9、GOOGLEニュースより
      独立行政法人日本学生支援機構の調査で、2015(平成27)年度に日本の教育機関に在籍している外国人留学生の数が、初めて20万人を突破し、過去最高となったことがわかりました。ただし、政府が掲げている、2020(平成32)年度までに外国人留学生を30万人に増やすという「留学生30万人計画」の実現は、現状では相当厳しそうです。
      ※平成27年度外国人留学生在籍状況調査結果
      http://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2015/index.html
      2015(平成27)年度に日本に在籍する外国人留学生の数は、前年度より2万4,224人(13.2%)増の20万8,379人でした。外国人留学生は、3年連続の増加となります。内訳を見ると、大学・大学院・短大・専門学校など高等教育機関の在籍者が15万2,062人、日本語学校など日本語教育機関の在籍者が5万6,317人となっています。
      外国人留学生の出身国・地域別の割合は、中国が45.2%、ベトナムが18.7%、ネパールが7.8%、韓国が7.3%、台湾が3.5%、インドネシアとタイが各1.7%、ミャンマーが1.3%、マレーシアとアメリカ合衆国が各1.2%などでした。日本にいる外国人留学生の92.7%は「アジア」の学生で、次いで「欧州」が3.5%、「北米」が1.3%、「中東」が0.8%、「アフリカ」と「中南米」が各0.7%、「大洋州」が0.3%などとなっており、アジア諸国の学生が9割以上を占めているのが大きな特徴です。
      前年度と比較すると、中国と韓国がやや減少しているのに対して、ネパールが55.5%増、ベトナムが47.1%増、ミャンマーが42.4%増と、急激に増えています。これらアジアの新興国の学生が、日本に対して熱い視線を向けていることがうかがえます。
      各高等教育機関に在籍する者の割合を、国公私立別に見ると、「大学院」は国立61.7%、公立4.4%、私立33.9%、「大学(学部)」は国立16.3%、公立2.6%、私立81.1%などとなっています。大学院では約6割を国立大学が受け入れている一方、学部では、私立大学が8割以上の外国人留学生を引き受けています。大学院は国立、学部は私立という役割分担ができているようです。しかし、グローバル化に対応するため、特に国立大学は、外国人留学生の比率を増やそうとしており、今後、学部段階の外国人留学生をどれだけ増やせるかが注目されます。
      この他、外国人留学生の割合を地域別に見ると、関東が49.9%、近畿が18.1%、九州が12.0%、中部が9.7%、中国が4.7%、東北が2.6%、北海道が1.8%、四国が1.0%で、大都市部などに偏在しており、今後の課題といえそうです。また、高等教育機関での専攻分野は、社会科学36.2%、人文科学24.8%、工学16.2%、芸術3.7%、農学2.2%などで、人文社会系が6割以上を占めています。
      政府は、2020(平成32)年度までに「留学生30万人」という目標を掲げていますが、目標達成には厳しさが予想されます。日本への留学は、実際にはアジア諸国が中心であること、専攻分野では人文社会系の学問へのニーズが根強いこと、など現実をもう一度考慮したうえで、外国人留学生のニーズに沿った留学生政策を考える必要がありそうです。
      (筆者:斎藤剛史)

      2016年5月9日月曜日

      <マナスル初登頂60周年>感動をもう一度…記念イベント

      Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000042-mai-soci

      毎日新聞 5月8日(日)、ヤフーニュースより
       毎日新聞社と日本山岳会が組織した登山隊によるマナスル(世界第8位、8163メートル)初登頂60周年記念イベント「ザ・マナスル・デー」(毎日新聞社主催、日本山岳会・京都大学学士山岳会特別後援)が8日、一橋講堂(東京都千代田区)で開かれ皇太子さまが出席された。登頂関係者が思い出を語り合い、約500人が60年前に思いをはせた。

       登頂成功は1956年5月9日。毎日新聞社の朝比奈豊社長が「復興期の日本に勇気を与えた。この機会にもう一度あのときの感動を思い起こしてください」とあいさつ。上映された記録映画「マナスルに立つ」の登頂シーンでは会場から大きな拍手が起きた。

       この後、頂上に立った日下田(ひげた)実さん(85)、故槙有恒(ゆうこう)隊長の長男恒治(つねはる)さん(83)、故今西寿雄隊員の長男邦夫さん(63)が対談。登頂を振り返って日下田さんが「難しいところはあまりなかった」と語ると笑いが起き、「これからも山登りに挑戦して」とエールを送った。日本人初の8000メートル峰全14座登頂者の竹内洋岳(ひろたか)・立正大客員教授、松沢哲郎・京大学士山岳会会長が山の魅力などを語り合ったほか、ネパールの復興状況を報告する「ザ・ネパール・フレンドシップ・デー」もこの日開かれた。【長田舞子】

      駐印大使を召還=首相引き下ろしに関与? ―ネパール

      Source:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000013-jij-asia

      時事通信 5月8日(日)、ヤフーニュースより
       【カトマンズAFP=時事】ネパール政府は7日、駐インド大使を6日夜に召還したことを明らかにした。

       8日からの予定だったバンダリ大統領によるインド公式訪問も取りやめた。対印関係悪化が懸念されている。

       ネパールは最近、ネパール共産党毛沢東主義派が連立与党離脱を警告したり、オリ首相の退陣を要求したりした影響で政治が混乱。一連の動きをインドが裏で支援していたとも報じられた。 

      ヤギ支援の広がり確認 清沢さん(富山)ネパール地震被災地再訪

      北日本新聞 5月7日(土)23時23分配信
       NGOネパールカルナリ協力会の清沢洋事務局長(67)=富山市婦中町上井沢=は、ネパール大地震の被災地を再訪し、昨秋ヤギ33頭を贈った村の状況を確認した。ヤギは約半数が出産しており、生まれた子ヤギを他の村に贈る準備を進めたほか、さらに別の村にもヤギ28頭を贈呈。自立的な復興を目指す支援の輪は順調に広がっている。

       ネパールカルナリ協力会は昨年9月、チャンダダ村の全33世帯に1頭ずつ雌ヤギを贈った。ヤギは年2回、平均2頭ずつ出産することから、食肉として需要が高い雄ヤギを売り、現金収入を復興に役立ててほしいと願った。子ヤギが生まれたら各世帯から1頭ずつ、被災した別の村に寄付することも約束していた。

       清沢さんは3月、チャンダダ村の全世帯が避難したピッポルタール村を訪れ、贈ったヤギの成育状況を確認した。2世帯のヤギは死んでいたが、村人がお金を出し合って新たに購入してあげていたという。生まれた子ヤギの寄贈先の村は通訳のネパール人男性に探してもらっており、子ヤギをトラクターで運ぶ手はずを整えてきた。

       雌ヤギは1頭5千ルピ(日本円で6千円弱)ほど。日本で新たな寄付の申し出を受け、被災した別の村クンプールバンジャン村の28世帯にも雌ヤギを1頭ずつ贈呈した。被災地ではないが、20年以上前から支援しているカルナリ県のディリチョール村にも行き、ヤギ11頭を贈った。

       清沢さんは「ヤギは順調に育っており、支援が広がりつつある。ヤギは喜ばれるし、根付いていくと思う」と話している。

      <マナスル登山許可>取得に道、西堀氏 苦労など書簡50通

      Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160507-00000039-mai-spo

      毎日新聞 5月7日(土)、ヤフーニュースより
       ◇「ザ・マナスル・デー」で初めて展示

       マナスルの登山許可を得るため1951年末から52年3月にかけインド、ネパールを訪れ、政府要人らと交渉を重ねた西堀栄三郎(1903~89年)が、盟友の今西錦司(02~92年)に送った報告など約50通計350ページの書簡が8日、東京都千代田区の学術総合センター・一橋講堂で開かれる「ザ・マナスル・デー」(毎日新聞社主催、日本山岳会・京都大学士山岳会特別後援)で初めて展示される。第二次大戦後の複雑な国際情勢を背景に、国交を結ぶ前のネパールとの困難な交渉の模様をビビッドに伝える資料だ。

       京大OBを中心にマナスル登山を模索していた今西らは、52年1月に開催されるインド科学会議に木原均・京大教授(遺伝学)らが招待されることを知り、化学者でもある西堀を同行させた。正式な日本代表ではなく、しかも急な派遣のため外貨が用意できず、一文無しでカルカッタ(現コルカタ)に到着するという綱渡りだった。

       西堀はネール首相をはじめ、インド高官と会談し日印合同での遠征計画を打診したが、反応が芳しくないとみると、さまざまなつてをたどって2月12日、日本人として戦後初めてネパール入り。9日間の滞在中に国王や首相を熱心に説得し、登山許可取得に道筋をつけた。後に第1次南極越冬隊長となる西堀の機敏な情勢判断が、56年の日本山岳会隊によるマナスル初登頂につながった。

       書簡には「(デミング博士は)小生が一文無しであることを知って100ルビー、すなわち8000円をくれた」と、米国の著名学者が窮地を救ってくれたエピソード。インド政府の影響力を頼ろうとした当初の作戦を、地元山岳会の消息通が「だから君たちの方針は誤っているといったのだ。ネパールは独立国なんだからネパールにはじめから直接当たった方がよいのだ」とたしなめたことなど、インド・ネパールの微妙な関係をうかがわせるやりとりもある。

       書簡を整理した京大学士山岳会会員で、帝塚山大名誉教授の酒井敏明さん(84)は「インド訪問は突然に決まり、必要な情報もなく徒手空拳でカルカッタの街に放り出された西堀先輩が、持ち前の創意工夫で大きな成果を勝ち取った様子が伝わってくる。当時鎖国状態で、“禁断の王国”といわれたネパールに飛び、国王や有力者の胸襟をひらいたのは西堀さんの人間としての魅力だ。その後長きにわたる両国友好親善の第一歩となった」と話す。【榊原雅晴】

      2016年5月6日金曜日

      ネパールに建設した図書館紹介 岡山の団体が3日から写真展

      Source: http://www.sanyonews.jp/article/341906/1/
      GOOGLEニュースより、

      2016年04月30日 
      ネパールに完成した2館目の図書館と開館セレモニーの様子=3月20日
      義援金を集め、ネパールの山村に図書館を建設する活動に取り組んでいる岡山市民らのグループ「ネパールの美しい村に図書館を」は3~9日、今春完成した図書館について報告する写真展を中区沢田の操山公園里山センターで開く。

       2014年にネパール中部の都市ポカラ周辺に1館目が完成しており、今回は2館目。メンバーは現地を訪れ、3月20日の開館セレモニーに出席した。義援金を寄せた市民らに様子を知ってもらおうと写真展を企画した。

       A3判の写真約40枚を展示。図書館の外観や、セレモニーで住民や子どもが喜ぶ姿などを紹介する。メンバーはトレッキングの愛好者が中心のため、昨年4月のネパール大地震で山荘が倒壊するなど被災したヒマラヤ山脈のランタン渓谷の現状も伝える。午前9時~午後5時。3日は午前10時から現地報告会を開く。6日休館。入場無料。

       3館目が17年3月に完成予定で、写真展会場に募金箱を置いて活動への協力を呼び掛ける。大槻順一郎会長(67)は「喜ぶ子どもの笑顔とともに、地震から1年がたっても復興していない現状を知ってもらいたい」と話している。